HPを更新しようとパソコンに向かっていたら、電話がかかってきました。


母が
「祖父の呼吸が浅くなってる」と言いました。


 実は、ずっと祖父は入院していて、11月にも
「危ない」と病院から連絡が入ったのでした。


 私は、入院する前から、自分よりも小さくなっている祖父や祖母を見るのが辛くて、遊びに行ったり、お見舞いに行くのをなんとなく避けていました。


 祖父は、前に病院に駆けつけたときより呼吸が浅く、意識ももう無いようで、血圧は下がりすぎて計れなくなっていました。


 「年末は耐えられるんじゃないか」と言われていただけにショックで、でもすることも無くて、ひたすら邪魔にならない場所で立っているしか出来なくて。


 どうしたらいいか、わからなくて。
頭が真っ白になりました。


 そんな状況でも、祖父の手を握るのも、間近で祖父を励ますのも怖くて、逃げ回っていたと思います。


 この日は、夜遅いこともあって、父以外は家へ帰りました。



ドラゴンボールがあったら、なにがなんでも探し出すのに。